私が公務員を2回辞めた理由は?①~ブラック市役所の恐怖~
私は今まで2つの市役所で勤務をしてきました。
1つ目は県内一の人口規模の市役所。大学卒業と同時に就職しました。
最初は民間企業に行くつもりだったのですが、リーマンショックによる就職氷河期ということもあり箸にも棒にもかからず…
そんな中、地元の市役所がC日程(9月に試験が行われる日程)で試験を行うとの噂を聞き受験。
大して勉強もしませんでしたが、試験科目が一般教養だけだったということもあり合格。
正直な話、大学院に進学するつもりだったので、「うわっ!受かっちゃったよ!」とちょっとショックを受けたのを覚えています。笑
そんな感じで私はなんとなーく公務員になりました。
こちらの市役所には7年間勤めましたが、あることをきっかけに退職することになります。
そのあることとは「結婚」。
当時、今の妻と遠距離恋愛をしており、いよいよ結婚を意識する段階になりました。
それなりに遠距離だったので、どちらかが仕事を辞めて移住をしなければなりません。そこで私の方が退職することにした訳です。
そんな話をすると「男なんだったら奥さんを地元に呼べば良かったのに!」なんて時代錯誤なご意見をいただくことも結構あったのですが、私自身、この市役所を辞めたくて仕方なかったんですよね。妻との話し合いの時には喜んで手を挙げたのを覚えています笑
というのも、この1つ目の市役所は、いわゆる「ブラック市役所」でした。
・タイムカードなんてものは存在せず、月の残業時間の上限は29時間。定額働かせ放題。
・ノー残業デーは、単に残業代がつけられない日。(週に2日もあった)
・土日出勤は全て振替対応。当然休んだことにさせられる。
・たまに自殺者が出る
・たまに逮捕者も出る
・仮採用期間に公用車を運転させる(本来はNG)
・大量のパワハラ上司・議員
・市民の癖が強く、プライドが高いから扱うのが本当に大変
・財務端末が※MS-DOSSで1フロアに1台しかなく、奪い合いが起こる。
※簡単に言うとウインドウズ以前の超古いパソコン。なんと私と同い年!笑
などなど、エピソードには事欠きません。(今度別の記事でまとめてみようと思います)
当時は市役所ってどこでもこんなもんだろう。なんて思っていましたが、2つ目の市役所に転職してその認識は改められることになります。
これから市役所職員になる皆さんには
「市役所によって労働環境は全然違う!!!」と声を大にしてお伝えしたいです。
そんなこんなで、退職を決意した私ですが、当然次の職場を探さなければなりません。
転職サイトに登録するも、エージェントすらついてもらえない…
予想はしてましたが、公務員の転職市場における価値は非常に低かったのです。
そんな現実に直面した私は、「また公務員しかないかぁ…」と思い、市役所の試験に再挑戦するのでした
続く