公務員を2回辞めた男の転職日記

公務員(市役所職員)を2度辞めた男が、転職活動を通して感じたことや市役所の実情について記します。

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市役所職員が団体職員に転職して2か月働いた感想

こんにちは。公務員を2回辞めた男「ぽぐる」です。

 

さて、私は4月から某法人の団体職員として勤務しています。

 

今回は、転職して2か月働いて感じたことをつらつらと書いていきたいと思います。

 

・公務員からの転職を考えている方

・団体職員へ転職しようと考えている方

 

の参考になれば幸いです。

 

 

残業は本当に少ない

昼間は窓口業務や電話対応があるため、結構忙しいのですが、よっぽどの残務がなければ5時には帰ります。

 

子育て真っ最中の職員が大多数を占めているということもあり、

「今いる人員で、できる範囲の仕事をする」

「基本的には残業はしないようにしよう」

というスタンスです。

 

トップが元県庁職員の天下りということもあり、よくわからない仕事のこだわりで突然残業を命じられたこともありますが、断って帰宅する職員もいます。

 

職場全体がこの空気感ならば、今後もそこまで残業が増えることはないのかなと思います。

 

 

給料は減ったが許容範囲

給料は市役所に在籍されていた時と比べて多少減りましたが、生活に困るレベルではないので、許容範囲です。貯金も普通にできます。

昇給も約束されているので、それを楽しみに頑張ります(笑)

 

仕事内容は市役所にかなり近い

うちの職場では、何をするのにも決裁を取る必要があります。

この辺りは市役所と全く同じですね。

 

10年くらい前は、そんなことはなかったらしいのですが、トップが元県庁職員の天下りということもあり、現在の形になったそうです。

正直、フットワークはかなり悪いかなと。

民間から一緒に転職してきた同僚は、「こんなに面倒なことをするのか」とびっくりしていました。

 

また、組織の方向性としては、

「利益を出すことを最優先」というよりは、「公益のために役割を果たす」

であるので、その役割から逸脱するような仕事は、依頼があっても受けません。

このあたりも市役所と似ていますね。

 

なので、転職したというよりは「当たりの部署」に異動してきたという感覚です。

 

 

天下りはやっぱりクソ

うちの職場ではトップの理事長と課長職が県庁OBなのですが、どちらも悪い意味で公務員っぽい人たちです。

 

理事長は、公務員の古い風習を重んじて、そのルールを押し付けてきます。

 

また、先にも述べましたが、部下を突然残業させることに抵抗感がなく、職員からの反感を買っています。

 

加えて、職員の福利厚生を削ってでも、「やってます感」を出そうとします。

身バレが怖いので詳細は記載しませんが、いわゆる「身を切る改革」的なことです。

 

うちはプロパー職員の力が強いので、抵抗していますが、

「この人は県庁でもこんな感じで外面ばかり気にして嫌われてたんだろうなぁ」

と感じています。

 

課長はいかにも

「ちゃんと仕事をせずに適当に定年まで過ごしてきた」

タイプの人で、部下に仕事は投げっぱなし。

5年近く在籍しているのに、実務はほとんどできません。

直属の上司ではないので、私は被害はありませんが、部下はあまりにも気の毒です。

こういう人、市役所でもたくさんいますよね?

 

ストレートに言うと、天下りってクソだなと思いながら過ごしています(笑)

 

 

20年後にこの職場があるか不安

私が働いている法人は、市や県からの補助金により運営されています。

自主財源もないわけではないのですが、全体の割合からすると微々たるものです。

 

業界自体も先細りなのは目に見えているので、どこかのタイミングで補助金が打ち切られる可能性もゼロではありません。

現に近隣の同業者は補助金を3分の2にされたそうです。

そうなってしまうと、私のようなプロパー職員は路頭に迷うことになります。

 

民間の中小企業と比較したら、マシだとは思いますが、市役所職員ほど安泰な仕事ではないんだなと感じています。

 

 

まとめ

ここまで、マイナスな面を多く書いてきましたが、労働環境は市役所の比ではないくらい良く、今のところ転職は成功したと思っています。

 

また、仕事内容が公務員にかなり近いのと、公務員としての実績が評価される数少ない業界なので、市役所から転職を考えている人にとって、団体職員はかなりオススメの転職先だと思います。

 

ただし、市役所ほど安定した仕事ではないことは事実なので、万が一に備えての準備はしておく必要があるなとも感じています。

 

この記事が、市役所から転職を考えている人のお役に立ったなら幸いです。

 

 

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